固定資産の購入に際し新品or中古で迷ったら、節税効果が高い中古を選ぶのも手です。
この記事のもくじ
中古資産の節税効果
固定資産は「減価償却」というルールに従い、その資産の耐用年数ごとに何年かに分けて費用化していきます。
中古の固定資産は、新品に比べ耐用年数が短い=早く費用にすることができます。
何年で償却するかの違いであって、トータルで減価償却する金額は変わらないのですが、やはり早期に費用化できるメリットは大きいです。
設備投資に充てたお金を早期に費用化(利益を抑える)→節税により回収し、資金繰りを良くする効果があるからです。
4年落ちベンツの意味
ベンツに限らず、4年落ちの中古車は1年で償却することができます。
購入した年に全額費用にすることができるため、節税効果が高いのです。
同じ500万の車を新車・4年落ち中古で購入した場合を比較すると、
- 新車 減価償却費1,665,000円
- 中古 減価償却費5,000,000円
利益が3,335,000円変わってきます。
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税額への影響としては、法人税の実効税率が約30%なので、概算で3,335,000×30%=1,000,500円の差が出ます。
「4ドアじゃないと」みたいな噂もあるみたいですが、関係ないです。事業で使っているならOK。
決算直前に慌てて購入しても節税効果は薄くなります(3月に購入したら1/12の効果)し、そもそも利益があまり出ていない場合も同様です。
事前シミュレーションが重要になります。
そもそも論
「本当は新品が欲しいけど節税効果があると聞いたから」という理由で中古を選択するのはオススメしません。
そもそも設備投資をするのは、節税のためではなく、生産性を高めるためだからです。
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本来の目的を見失って、変な買い物をしてしまったら本末転倒です。
迷ったら中古、こだわりがなければ中古、新品である必要性がなければ中古、くらいのスタンスをオススメします。
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1989.3.6生まれ。妻・娘と3人暮らし。
スーツよりセットアップ派。
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