個人事業主(フリーランス)が預金利息を受け取った時の仕訳・勘定科目




預金利息を受け取った場合の処理方法について解説します。

結論:勘定科目は「事業主借」で処理!

結論から言うと、「事業主借」という勘定科目で処理します。

例えば、利息が10円入金されていた場合には、

借方科目貸方科目金額
普通預金事業主借10

となります。

摘要には、「預金利息」と入力しておきましょう。

(freeeを使っている場合は、[無視]→[プライベートの取引]と処理しても同様になります)

 

「事業主借」とは、プライベートのお金で経費を払ったり、事業用の口座にプライベートのお金を入れた場合に使います。

その名の通り「事業主からお金を借りた」といった意味合いです。

「事業主貸」は逆に、事業用の口座から生活費を支払ったような場合に使います。

「受取利息」や「雑収入」じゃダメなの?

よくある間違いなのですが、「受取利息」や「雑収入」で処理している方が非常に多くいらっしゃいます。

確かに、仕事用の口座にお金が入金されたという意味では収入です。「申告しなきゃいけないのでは?」「税金がかかるのでは?」と思うのもわかります。


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…でも、考えてみてください。個人事業主になる前、預金利息について確定申告したことなんてないですよね。

預金利息は、確定申告をする必要がない収入だからです。

 

実は、預金利息にも税金は課せられています。

でも、振り込まれた時には、既に税金が差し引かれています(源泉徴収)。

振り込まれた時点ですでに納税が終わっているため、自分で申告する必要はないわけです。


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要は、預金利息は既に税金の徴収が終わっているプライベートのお金なので、「事業主借」として処理するわけです。

「受取利息」や「雑収入」といった収入を表す勘定科目で処理してしまうと、その分だけ利益が増える=余計に税金を払うことになってしまいます。

 

…ちなみに、法人化した場合は収入として「預金利息」と処理しますし、源泉徴収された税金も仕訳にしなければならず、複雑になります。


[編集後記]

昨日は、確定申告と1月法人決算の作業を半々。
確定申告は目途が立ちました。

最近娘は言葉が一気に増えたのですが、僕や妻に伝えたいことをうまく伝えられないのがかなりストレスなようで…。
こちらも頑張って汲み取ろうとはするのですが、なかなか。。

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この記事を書いた人 入野 拓実
独立4年目の31歳。自称「とっつきやすい系税理士」
中小企業やフリーランスの税務顧問、相続税申告のほかに、
自力申告・独立支援・法人化などのコンサルティング業務を行っています。
各種セミナー、執筆実績多数。
1989.3.6生まれ。妻・娘と3人暮らし。
スーツよりセットアップ派。
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