毎月支払う必要がある社会保険料。口座振替ができればラクなのですが、ネットバンクやゆうちょ銀行は未対応です。
ネットバンクやゆうちょ銀行しか持っていない場合は、ペイジーで支払えば、銀行の窓口に行って支払うよりはラクです。
この記事のもくじ
ゆうちょダイレクトやネットバンクは、社会保険料の口座振替ができない
便利なネットバンク。
ネット環境があればいつでもどこでも確認や支払いができますし、やり取りもスムーズです。
ですが、
- ATM手数料が高め
- 口座振替に対応していないサービスもある
というデメリットもあります。
定期的に支払が発生するものについては、できるだけ口座振替にしたいものですが、未対応のことが多いです。
そして、毎月支払う必要がある「社会保険料」も、ゆうちょ銀行とネットバンクは口座振替ができません。
だからといって、納付書を銀行やコンビニに持っていって支払う、なんてあり得ません。
時間がもったいないし、現金使うと経理が面倒くさいし、スマートじゃありません。クレジットカードで支払えるならアリかもしれませんが、現状対応してないですし…。
色々考えた結果、今のところ「ネットバンク×ペイジー」で支払うのが一番ラクです。
ペイジーについて
ゆうちょダイレクト…対応済み
ネット専業銀行…ジャパンネット銀行と楽天銀行のみ対応済み。SBI、新生などは未対応
ペイジーで社会保険料の支払いの流れ。ゆうちょダイレクトの場合
実際に社会保険料をペイジーで納付する流れをまとめてみます。
ゆうちょ銀行ベースで説明しますが、他のネットバンクでも基本的には同じです。
ステップ①:用意するもの
①社会保険料の納付書(年金事務所から送られてきた3枚つづりのやつ)
こんな感じのです。
②ネット環境
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この2つだけで納付できます。
ステップ②:ネットバンクにログイン→収納機関番号の入力
ゆうちょダイレクトにログインしたら、左側にあるメニューから「税金・各種料金の払い込み(ペイジー)」を選択。
すると、数字5桁の「収納機関番号」を求められます。「00500」と入力しましょう。これは毎回同じです。
※収納機関番号は、納付書の左下あたり、画像青枠部分に載っています。
入力したら、「次へ」をクリック。
ステップ③:納付番号、確認番号の入力
次は、「納付番号」と「確認番号」を求められます。
この2つの番号も、納付書に載っています(下の画像青枠)。
収納機関番号と違い固定ではないので、毎回確認して入力する必要があります。
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入力したら、「次へ」をクリック。
ステップ④:金額などの確認→トークンでワンタイムパスワード入力
こんな画面が出てきますから、
- 払い込み内容が社会保険料になっているか
- 払込金額が合っているか
を一応確認してみてください。
金額などは、先程入力した番号から自動的に算出されますので、慣れたらスルーしても大丈夫でしょう。
確認したら、「次へ」をクリックし、トークンでワンタイムパスワードを入力すれば振込完了です。
トークンの利用登録をしていない場合は、メールでのワンタイムパスワード確認となります。
トークンのほうがラクなので、利用登録することをオススメします。
疑問①:ダブって払っちゃったらどうしよう?
「あれ?今月払ったっけ?」と、ド忘れしてしまっても心配ありません。
一度使った納付番号は、使用不可になるからです。
同じ納付番号で再度振り込もうとすると、
このようなエラーが出ますから、払い込みがダブることはありません。
疑問②:領収書でないの?
出ません。
金融機関に持参して納付した場合、納付者控えに受領印が押されて返ってきます。これが領収書になります。
ペイジーの場合は、領収書は出ません…が、問題ありません。
口座の払い込み記録が残りますし、3枚つづりの納付書を保管しておけば照合できるし、証拠になるからです。
ゆうちょダイレクト、ネットバンク以外にも口座を作るべきか?
ゆうちょやネット専業銀行は、便利(というかこれしか使ったことがない僕にとっては他が不便すぎる)ですが、国や自治体が追い付いておらず、逆に不便を強いられるケースも多いです。
例えば、税金のダイレクト納付。
メガバンク、地銀、信金はもちろん、ゆうちょ銀行も対応しています。しかし、ネット専業銀行は全滅です。
ダイレクト納付…e-taxで申告をしたあと、税金が口座から自動落ちされるシステムです。
例えば、日本政策金融公庫からの借りた事業用資金の返済。ネット専業銀行(新生)はダメでした。ゆうちょから返済しています。
例えば、千葉県税理士会の会費。毎月の自動落ちは千葉銀行のみの対応でした。そのためだけに千葉銀行に口座を作るのもイヤだったので、1年分をまとめて支払っています。
こういったデメリットを回避しようと思うと、「ネットバンク以外にも口座を作るべきなのか」という問題が出てきます。
しかし、メガバンクや地銀や信金の場合、事業用口座をネットバンクにすると、毎月2,000円程度の手数料が発生します。
それに、スマホアプリやPCのシステムもイケてないことが多く、あまり使いたくないのが本音です。
ゆうちょ銀行なら、法人でもネットバンク使用料はタダですし、ペイジーや口座振替対応などは、ネット専業銀行よりは幅広くカバーしています。
デメリットとしては、
- 社会保険料の口座振替が未対応
- 預金残高の上限1,300万円
という2点。
社会保険に関してはペイジーで対処し、上限の問題が出てきた方は、他のネット専業銀行の口座を1つ作ればいいのかな、と思っています。
もちろん、融資の関係で地銀や信金とお付き合いが必要な方は、上手く使い分けて頂ければ。(そういう方は1,300万なんてすぐ超えてしまうでしょうし。笑)
[編集後記]
ここ数日は、税務調査対応や、新設法人のクライアントの対応などを。
睡眠時間8時間&食事量をキープして乗り切りました。
スマホアプリ「TapJockey」は地味に神ゲーだと思います。
「思ったように利益が出ない」「手元にお金が残らない」「税金が高すぎる」
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1989.3.6生まれ。妻・娘と3人暮らし。
スーツよりセットアップ派。
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