確定申告のために1年分のレシートをまとめて入力していても、お金と数字のセンスは磨かれない




面倒臭いレシート入力作業も、週1ペースで行えば、メリットがたくさんあります。

確定申告のためではなく、自分のために、日々レシート入力をする

そもそも、レシートを入力したり、売上の金額を確定したりするのはなんのためか。

「確定申告のため」…というのも間違いではありませんが、それ以上に「自分のため」でもあります。

 

年に1回まとめてレシート入力をするのはしんどいですが、習慣にしてしまえばたいして面倒にも感じません。

何より、日々入力をしていると、お金の流れが見えるようになっていきます。

日々入力をしていると、お金のセンスが磨かれる

日々、入力をしていくと、お金のセンスが磨かれていきます。

自分の仕事の成績が、リアルタイムで結果として表れるからです。

(ここでいう「日々」は、定期的、できれば週1ペース、最低でも月1ペースです)

 

例えば、模試を受けてすぐに点数・順位・合格可能性とかが返ってくれば、「この論点が理解不足だから時間をかけよう」「この科目はキープでOK」「志望校変えようか」とかいろいろ考えられるけど、

試験本番の前日にやっと返ってきても、「で???」って話じゃないですか。

結果を認識するのは、早ければ早いほどいい。

 

それと同じで、「収入があった」「経費(お金)を使った」「預金残高が増えた(減った)」ということの認識も、早ければ早いほどいいです。

レシート入力ひとつでも、お金を使ってすぐにレシート入力すれば、

  • 使いすぎていないか
  • 預金残高は大丈夫か
  • こんなに使っちゃったけど利益は出ているのか
  • あとどれくらい使っても大丈夫なのか
  • 本当に必要なのか

など、そのお金の使い方が仕事や人生にどういう影響を与えているのか、嫌でも考えることになります。

 

でも、確定申告のためにまとめてレシートを入力していると、何も考えません。


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「1年前こんなものを買いました」と言われても「で???」って感じですし、何より、もう終わったことなんてどうでもいいから。

 

日々入力していると、大げさではなく、1,000円の経費に対しても真剣に考えるようになりますし、売上・利益・預金残高・生活費などについても同じことが言えます。

そして、考え続けていくと、どんどんお金の管理が上手くなる=センスが磨かれていきます。


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経費にしろ遊びにしろ納得のいく使い方をするようになり、利益と生活費のバランスをコントロールできるようになり、預金残高を増やしていけるようになるわけです。

 

そうなるためのはじめの一歩が、定期的なレシート入力です。

まずは定期的にレシート入力、やろうぜ。

とりあえず最低でも月1、できれば週1ペースで、時間を決めて入力をしていただきたいと思っています。

例えば僕の場合、毎週月曜日の朝9時~が入力(経理)の時間です。

 

わかりやすく「レシート入力」って書きましたが、クラウド会計ソフトでぽちぽちクリックしていく作業でももちろんOKです。

要は、売上・経費・預金のデータを定期的に更新していっていただきたいな、と。

上述したように、日々入力するだけでも、いろいろ考えるキッカケになるからです。

入力に慣れてくれば、いわゆる「試算表」「推移表」「総勘定元帳」などを眺めて、じっくり考えてみるのも面白いでしょうね。

 

そうそう、「自分のような一人でやってる個人事業主には関係ないだろう」と思われるかもしれませんが、そういった方にこそ日々の入力と経理をオススメしたいです。

個人事業主のお金の管理って意外と難しくて、

会社員と違って決まった時期に決まった金額が振り込まれるわけではないですし、

仕事用の口座とプライベート用の口座、経費と生活費は、それぞれ分けて考える必要があるけど、どっちも自分のお金だからトータルで考える必要もあったりします。

 

そこで大切になるのは、仕事の利益の範囲内で生活をして貯金を増やしていく感覚(お金のセンス)は早めに養うこと。

どんぶり勘定だと、どれだけ稼いでも生活はラクになりませんし、貯金も増えませんし、精神的にキツいままですから。

僕も「一人でやってる個人事業主」。この感覚を鈍らせないためにも、週1の経理を欠かしていません。

 

今年は残り10ヶ月。来年の確定申告までは丸1年あります。

来年の今頃慌てなくてもいいように。何より、リアルタイムで仕事の成績を見ていくために。

とりあえず、今日からレシート入力を始めてみましょう。できれば、週1ペースをキープで。


[編集後記]

昨日も1日中事務所にこもって仕事。

なんやかんやで勉強する時間、遊ぶ時間が減ってしまっています。
「繁忙期だから仕方ない」とは言いたくないので、来年以後に向けて対策を考えます。

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この記事を書いた人 入野 拓実
独立4年目の31歳。自称「とっつきやすい系税理士」
中小企業やフリーランスの税務顧問、相続税申告のほかに、
自力申告・独立支援・法人化などのコンサルティング業務を行っています。
各種セミナー、執筆実績多数。
1989.3.6生まれ。妻・娘と3人暮らし。
スーツよりセットアップ派。
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