数字・データを扱う際には、机上の空論にならないように気を付けています。
会社の数字やデータ分析をする仕事
税理士として仕事をしていると、日常的に会社の様々な数字・データを目にします。
例えば、会計データ(帳簿)のチェックをしているだけでも、それなりに気づきはあるものです。
そうした数字・データから感じたこと、分析してわかったことをクライアントに伝えるのも仕事です。
ただし、「数字・データだけをみてわかった気にならない」ように気を付けています。
数字・データが持つバックグラウンドやストーリーを考えないと、それらを活かすことはできないからです。
数字の裏にあるストーリーとバックグラウンドを考える
最近、「ファクトフルネス」という本を読みました。
「10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」というサブタイトルの通り、
思い込みを正してフラットにデータを見るための考え方が書いてある本です。
この本の中で響いたフレーズが、次の2つです。
それぞれの物語の裏にある数字を見ようとすることは大切だ。
でもそれと同じくらい、数字の裏にある物語を見ようとすることも大切だ。
数字がなければ、世界は理解できない。でも、数字だけでは世界はわからない。
「数字は嘘を付かない」とよく言いますし、僕もそう思っていました。
ですが最近は、「数字だけを見ていると間違う」と思うようになりました。
-----スポンサードリンク-----
例えば、「売上が前年に比べて20%減少した」というデータを見ただけで、ネガティヴな捉え方をするのは早計です。
売上が落ちたとしても、
- 利益は増えている
- 一時的なものに過ぎない
- 時間は増えている
- 生活の質が向上した
- (感情的に)満足している
- 人生を楽しめている
といったことはあり得るからです。
プライベートの時間や仕込みの時間を増やしたり、ワークライフバランスを高めたり、精神的に充足していたりすれば、
その売上の減少は戦略的なものだったと言えるでしょう。
時間・生活・感情といった、直接的には数字に表れない部分、
つまり「数字の裏にあるストーリー、バックグラウンド」を考えていくことも大切です。
モニターではなく、人と向き合う仕事
そこまで考えてこそ、クライアントの生活や感情、そして人生に寄り添った仕事ができるのではないでしょうか。
モニターの外に視野を向けることも時には大切かなと。
数字・データを扱う際は、「モニターではなく、人と向き合う」ことを意識したいものです。
-----スポンサードリンク-----
(この記事を書くキッカケとなったファクトフルネス、読み物としても面白い本です)
[編集後記]
昨日は、営業について(Google広告とか)ひとしきり考えた後は、オフ。
娘と公園に行きました。かなりの暑さでした…。
「思ったように利益が出ない」「手元にお金が残らない」「税金が高すぎる」
こういったお悩みを抱えている方に、
僕のノウハウを「ギュッ」と濃縮した「無料マガジン」をプレゼントします。
実際にお客様に提供し、僕自身も実践している内容を無料で公開!
また、平日毎日配信のLINE講座を読んでいただければ、事業で必要なお金の知識が自然と身につきます。
是非あなたのお仕事にお役立てください。
ダウンロード&購読はこちら
中小企業やフリーランスの税務顧問、相続税申告のほかに、
自力申告・独立支援・法人化などのコンサルティング業務を行っています。
各種セミナー、執筆実績多数。
1989.3.6生まれ。妻・娘と3人暮らし。
スーツよりセットアップ派。
※当ブログの記事は、投稿日現在の法律に基づいて書いております。 改正や個別的なケースには対応していない場合もありますので、ご注意ください。