税率が変わる800万円のラインを利用して法人税を節税。




中小企業の法人税率は、利益が800万円のラインで大きく変わります。

その変わり目を狙って消耗品などを購入するのも手です。

 

税率が変わるライン

中小企業の法人税率は以下のようになっています。

 

  1. 所得が年800万までの部分…15%
  2. 所得が年800万超の部分…23.4%

 

800万円を超えると、8.4%分多く法人税を納めることになります。

会計上の「利益」と法人税法上の「所得」には少し違いがあるのですが、便宜上利益と表現してます。

 

800万円以下に納められたらちょっとおトク?

この税率の変わり目を意識して支出をすれば、ちょっとした節税になります。

たとえば利益が850万円なら、800万円を超えた50万円分について

 

  • 消耗品などを前倒しで買いだめする
  • 30万円未満の資産の購入(購入した年に一括で損金にできます)

 

などで支出すれば、軽減税率(15%)の範囲内で所得を抑えることが可能になります。

 

仮に30万円だけ使ったとしても効果的です。

800万円超の部分の利益については高い税率が課せられるため、その部分を圧縮するという考え方だからです。


-----スポンサードリンク-----

 

無駄遣いは禁物

別記事でも何度も書いていることですが、税金にばかり気を取られていると、節税のつもりがただの無駄遣いになってしまうことがあります。

 

  • 少し先に必ず必要になる備品を今買っておく
  • 消耗品を買いだめしておく

 

これは「必要なものを」「必要な分だけ」買っています。

つまり、目的がはっきりした支出なのでOKなのですが、

 

  • 税金でもっていかれるくらいなら使ってしまおう
  • 数年分一気に買いだめしておこう

 

このような「目的のない支出」は無駄遣いですから、そうならないようにしましょう。。。

(そもそも数年分の買いだめは当期に全て費用にできるのかって問題も出てきますし…)


-----スポンサードリンク-----

 

必要のないモノを買ったり、無駄遣いしてしまうことは、節税の目的から言うと本末転倒です。

節税は利益や目先の税額を減らすことではなく、手元により多くお金を残すために行うものだからです。

利益を抑えることとお金を増やすことは相反します。

そして、お金を使う節税策では、払った金額以上に税額が減ることは基本的にありません。

サービスメニュー
遠方の場合でも、ビデオ通話+PC画面共有などで対応しております。 【サービスメニュー】 【その他】
この記事を書いた人 入野 拓実
独立4年目の31歳。自称「とっつきやすい系税理士」
中小企業やフリーランスの税務顧問、相続税申告のほかに、
自力申告・独立支援・法人化などのコンサルティング業務を行っています。
各種セミナー、執筆実績多数。
1989.3.6生まれ。妻・娘と3人暮らし。
スーツよりセットアップ派。
twitter instagram

※当ブログの記事は、投稿日現在の法律に基づいて書いております。 改正や個別的なケースには対応していない場合もありますので、ご注意ください。



記事をシェアしてください!