所得・利益が大きく出た翌年こそ気を引き締める。




事業が軌道に乗り、はじめて利益(所得)が大きく出る。とても喜ばしいことだと思います。

その儲けを元手に、更にガンガン拡大していこう!って燃えていく時期だと思います。

ただ、フリーランス(個人事業主)・法人に共通していえることなのですが、大きく利益(所得)が出た翌年こそ資金繰りに気を付けるべきです。

決算(確定申告)が終わった段階で残っているお金を全て使ってしまうと、後々痛い目をみます。。。

お金はまだまだたくさん出ていく

儲かった、税金を払ってもまだこれだけ残ってる!と思っても、その全てを使えるわけではありません。

税金の支払いは決算(確定申告)だけで終わったわけではないからです。

ある程度利益が出て税金を払った法人・個人は、払った税金の約半分を、その翌年の申告分の予定納税として納めることになります。

具体的には…

個人の場合:7月と11月に、確定申告で払った所得税の3分の1ずつを予定納税として納付します。

3月決算法人の場合:11月に、前期に納付した法人税の半分を中間申告で納付します。

前期・前々期の売上などの状況によっては、今期から消費税を納めることになるケースもあります。

さらにフリーランスの場合、住民税・国保の金額が一気に跳ね上がります。

これらのためのお金を残しておかないと、資金繰りが厳しくなります。


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このあたりを頭に入れておかないと「この前の確定申告でたくさん税金を払った。あんなに取られるくらいなら手元にお金を残さず使ってしまおう!」と考えてしまいがちです。

それだと、いざ納税の時期が来た時に慌てることになります。


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良い時が続くかはわからない

重々承知かとは思いますが、良い時というのはいつまでも続くとは限りません。

「去年一気に売上が伸びたけど、今年は例年並みに戻ってしまった…」ということもあるでしょう。

「お金がたくさん出ていく」に加えて、この「お金が思ったより入ってこない」が起きてしまうと、本当に苦しくなります。

必要以上に縮こまる必要もないですが、事業の拡大や生活水準のアップは余裕資金の範囲で少しずつ。これを頭の片隅に置いておきましょう。

無理な急成長にはそれなりに痛みを伴います。

小さいところから1つずつ、コツコツと大きく育てていきましょう。

儲かったときほど堅くいく

「手元にお金を最大限残す。」法人・フリーランスに関わらず、事業をやっていく上では大切なことです。

儲ける=お金を得る・増やすために仕事をしているんですから、当然だと思われるかもしれません。

ただ、当たり前すぎて見落としてしまうことも多いようです。事業をする上で考えることの多くは「お金の残し方」ではなく「儲けるためのお金の使い道」だからです。

使い道ばかりに目を向けず、その予算も把握するようにしましょう。

儲かったときほど、気を引き締めて財布のひもを固くしましょう。

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この記事を書いた人 入野 拓実
独立4年目の31歳。自称「とっつきやすい系税理士」
中小企業やフリーランスの税務顧問、相続税申告のほかに、
自力申告・独立支援・法人化などのコンサルティング業務を行っています。
各種セミナー、執筆実績多数。
1989.3.6生まれ。妻・娘と3人暮らし。
スーツよりセットアップ派。
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