「いつ頃にどの税金を払わなきゃいけないか」を把握しといたほうが資金繰りの目安を立てやすいですよね。
ってことで簡単にまとめてみました。
ざっくり〇月末とかって書きましたけど、例えば7月31日が納期限で同日が日曜日の場合、翌日の月曜日の8/1に納めればオッケーです。
この記事のもくじ
税目別納税スケジュール
所得税
いわゆる「確定申告」で計算して納付する税金が所得税です。
納期限は申告書の提出期限と同じ3/15です。
自動振替の場合4月中旬頃に指定した預金口座から自動で引き落とされます。
前年分の所得税が15万円超だった方は、予定納税が必要になります。
7月末と11月末に前年の所得税額の3分の1ずつ納付します。
予定納税とは、前年度の税額から算出した「今年の予想税額」を前払いする制度です。
これらは「前払い」なので、1年間に納付する税額のトータルは変わりません。
例:今年の税額が10万円で、予定納税で3万円払っていたら、確定申告で納付する税額は7万円です。
住民税
6月末、8月末、10月末、翌年1月末の4回に分けて納付します。
6月頭に住民税の通知と納付書が郵送されてきます。
消費税
消費税の課税事業者の場合、3/31までに消費税を納付することになります。
自動振替の場合は、4月下旬頃になります。
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消費税にも予定納税があります。前年の消費税の年税額が60万円超の場合、8月末に前年の消費税額の約半分を納付します。
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自動振替の場合は9月下旬に口座から引き落としになります。
年税額が多額な方の場合、予定納税が年3回or年11回必要になりますが、個人事業主ではあまりいないと思うので省略します。
個人事業税
所得が290万を超えている場合、都道府県に事業税を納付します。
8月末と11月末の2回に分けて納付します。
8月頭ごろに納付書が都道府県税事務所から郵送されてきます。
源泉所得税
従業員を雇って給料を支払っている場合、源泉所得税を納める必要があります。
原則は毎月納付しなければなりませんが、従業員が10人未満の場合「納期の特例の申請書」を税務署に提出することで、1-6月分を7/10、7-12月分を翌年1/20の年2回にまとめて納付することができます。
固定資産税・償却資産税
4月末、7月末、12月下旬、2月末の年4回に分けて納付します。
地方自治体によってズレがあります。これは柏市の納期限です。
年間納税カレンダー
上記を月別にすると以下のようになります。(固定資産税・償却資産税以外)
1月…源泉所得税、住民税
3月…申告所得税・消費税(自動振替の場合は共に4月下旬)
6月…住民税
7月…源泉所得税、所得税予定納税
8月…住民税、個人事業税、消費税予定納税(自動振替の場合は9月下旬)
10月…住民税
11月…所得税予定納税、個人事業税
納税資金が辛いのは3月は勿論のこと、7月、8月の夏場もです。
以上を参考に、資金繰りを考えてみて下さい。
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1989.3.6生まれ。妻・娘と3人暮らし。
スーツよりセットアップ派。
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