俺は業界を盛り上げるための「キラキラした夢」ではなく「たんたんとした現実」を見せていく。




ブログでは、「良いことも悪いこともひっくるめてフラットに発信すること」「戦っている姿をフィルターを通さずに見せること」を意識しています。

※キラキラしたフィルターを通したクラゲ

盛り上がる業界、夢のある業界とは

業界が盛り上がるためには、それが「夢のある業界」であることが欠かせないのかもしれません。

夢のある業界で、スターが現れて、それを見て「よし、俺も」と後に続く人が増えていくのだと思うので。

 

そんな中、僕が身を置いている税理士業界は、「夢のある業界」なのかどうか。

 

客観的にみると、そうではないのでしょう。

税理士試験の受験者数は毎年減少していますし、なかなか若い方は増えないようですし、AIでなくなる職業だなんて言われてしまうことも。

当然、こどもたちの将来の夢に挙がることもありません。
(こどもが「税理士になりたい」って言いだす世の中もどうかと思いますが)

夢よりも、現実を見せることのほうが貢献できる

ただ、「夢を見せる」ことが良いことか、人のため業界のためになるかというと、一概には言えない気もします。

僕個人としては、「キラキラした夢」よりも「たんたんとした現実」を見せることで業界に貢献できたらいいかな、と思っています。

 

同業の方、独立前の方、受験生の方、税理士に興味のある方に夢を見せるのであれば、「売上が億超えました」「月1で海外旅行へ」「高級外車買いました」みたいなのがわかりやすくていいんでしょうけど、力不足でそうはなれていません。

かといって、身の丈を超えた記事を書くことも、キラキラ成分を盛って発信することも、人のため業界のためにはならないでしょう。

 

では、何ができるか。

今の結論は「良いことも悪いこともフラットに発信し、それでいて楽しんでいる姿を見せる」ということです。

 

例えば、「独立さえすればすべてがうまくいく」というわけではなく、それなりにデメリットもあります。


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僕は、定期的に不安になるし、常に一定のプレッシャーがあるし、顧客獲得スキル身に付けるの大変だったし、売掛回収も大変だし、事務作業面倒臭いし苦手だし、誰も管理してくれないし、気を付けないとすぐ時間なくなるし、ブログ大変だし、それでいてスキルも磨き続けなきゃいけないし…

など、それなりに悩みはあります。ぶっちゃけブログに書けないこともありますし。

こんな記事も書きました:独立後、食べていけるようになった後の苦悩について自分語りします

 

もちろん、


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  • 全て自分で決められる
  • 満員電車に乗らなくて済む
  • 上司に怒られずに済む
  • 収入が増える(かもしれない)

など、メリットもたくさんあり、両者を比較してメリットのほうが上回っているのでなんとか続けられているだけです。

 

同じく「税理士になりさえすればすべてうまくいく」というわけでもないでしょう。

「儲かっている=夢がある」というのも違います。何かを得れば、それ相応の代償を必ず払いますので。

 

「これさえやればうまくいく」「かんたんに」「誰でもできる」なんて話は世の中にないですし、あったとすればそれに価値はないはずです。

だからこそ僕にできる貢献は「良いことも悪いこともひっくるめてフラットに発信すること」「大変だったことも言うこと」「戦っている姿をフィルターを通さずに見せること」だと考えるようになりました。

カッコつけてた過去についての反省

なぜそのように考えるようになったかも書いておきます。

 

独立関連の記事を読んでいただいた方から、「羨ましいです」と言われることがたまにありました。

僕としては、そんなふうに思っていただいていることが意外であり、少し違和感も覚えていたのですが、ある日ふと気が付きました。

 

「そういえば、俺、良いことばかり書いてたかも…」と。

 

肩に力が入っていたこと、ちょっとだけカッコつけたかったこと、「ブログにネガティブなことは書かない」というマイルールが変な方向に行ってしまったことなど、色々と言い訳はあるのですが、それに気づいてからは「悪いこともフラットに発信する」ことを心がけています。

良い部分だけ切り取るのはフェアじゃないですし、何よりリアルではないので読者の方に貢献できません。

 

「納得して税理士を目指す」「デメリットを理解したうえで独立を選択する」という方の背中を押せたらもちろん嬉しいですし、

逆に「大変そうだし自分には向いていないからやめておこう」という判断材料になれたら、それも貢献だと思います。

 

今後もこのブログで税理士業や独立について書くときは、「夢」ではなく「現実」を発信していきます。

微力で不格好ながらも戦っている姿を見せて、時には苦しんでいる部分も公開し、その上で楽しく生きていることを伝えられたらいいかな、と。

僕個人の感覚としては、税理士も独立も「楽」ではないけど「楽しい」です(受け売り)。少しでも参考になれば幸いです。


[編集後記]

昨日は、決算を中心に。

突発性発疹後、娘の機嫌がなかなかなおらず…。
寝込んで外で遊べなかったストレス、おかゆとうどんばかり食べてたストレス、幼稚園を休んだ悲しさ、インフル検査の辛さなど、色々あるのかなと。
土日、娘の希望全部かなえて遊びまくろうと思います。

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この記事を書いた人 入野 拓実
独立4年目の31歳。自称「とっつきやすい系税理士」
中小企業やフリーランスの税務顧問、相続税申告のほかに、
自力申告・独立支援・法人化などのコンサルティング業務を行っています。
各種セミナー、執筆実績多数。
1989.3.6生まれ。妻・娘と3人暮らし。
スーツよりセットアップ派。
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