本気で勉強したいなら学費を借金(教育ローン)するのも一つの選択肢




お金を借りて勉強するということについて、体験談&今の気持ちを書いてみます。

勉強にもお金が必要

勉強する上で必要なのは、学費。
高校、大学だけでなく、資格取得にも予備校代やテキスト代がかかります。

税理士試験の場合、大原やTACなどの資格予備校の講座を通して勉強する方が大多数です。
講座の受講代金は、1科目あたり20~25万円くらい。5科目合格する必要があるので、最低でもトータル100万円くらいはかかります。

僕の場合、2回受講した科目があったり、6科目受講したりしたので、トータル150万円くらいかかりました。
お金を用意できないと、勉強することすらできません。

教育ローンで資格予備校の学費をまかなう

恥ずかしい話ですが、受験生時代は本当にお金がありませんでした。
そこで僕が利用したのは、予備校が提携している教育ローンや、クレジットカードの分割払いです。

月1万円ならなんとか用意できた

若いころに実家を出てから、妻(当時は彼女)と一緒に生活していました。
幸せでしたが、お互い(主に僕)稼ぎが悪く、お金はカツカツ。一括で20万円払うのは正直厳しかったです。

それでも、勉強したくて色々調べているうちに、予備校が教育ローンでの分割払いも受け付けていることを知りました。
「お小遣い削って、月1万円ならなんとか払えるかな」と思い、申し込みました。

最初のうちは、20万円の講座を12回払い。次の年の講座が始まるまでには払いきれるようにしていました。
少し高めの講座を申し込むことになった年は、20回払いだったり、24回払いだったり。
「月1万円の出費増ならなんとか…」を繰り返しました。

惨めな思いもした

毎年9月になると、税理士受験生たちが一斉に予備校の窓口で、講座の申し込みをします。
数多くいる受験生の中で、分割の申し込みをしているのは、毎年僕だけでした。

たまたま見なかっただけかもしれませんし、皆言わないだけかもしれませんが…。
結構落ち込みましたし、惨めでした。
落ち込んでいるところに支払いが重くのしかかってきて、さらに気分が滅入ったことをよく覚えています。

お金を借りると、ガチになれる

ただ、この「お金が厳しい」「惨め」っていうのも、勉強する上では悪くありませんでした。

なけなしのお金を払ったことによる良い意味でのプレッシャー、断たれた退路、悔しい気持ち。
これらをバネにして「絶対に受かってやる」という気持ちを強く持つことができました。
飽き症で怠け者の僕が、何年もモチベーションをキープできたのは、このおかげだと思っています。

借金=悪ではなく、一つの選択肢。借金をするメリット

浪費や遊びのために借金をするのは良くないですが、自己投資のための借金は一つの選択肢です。
多くの会社が、借金することで時間を手に入れ・将来に投資していますが、これは個人単位でも同じことがいえます。


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「時間がない」「お金がない」という理由で自分の可能性が閉ざされていると感じている方は、借金について考えてみるといいかもしれません。

借金とは、時間を買う行為だ

お金を借りることで、時間を手に入れることができます。


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例えば、150万円の学費を時給1,000円のアルバイトで稼ごうとした場合、1,500時間かかりますが、
同じ金額を借りた場合、その1,500時間を勉強に充てることができます。

1,500時間働いてからスタートするか、今すぐスタートするか。この違いは大きいです。
1,500時間という貴重な勉強時間を、借金で手に入れることができます。

僕の場合、借りるという選択をせずに勉強を先延ばしにしていたら、今現在、独立も資格取得もできていなかったに違いありません。

「勉強したい」とか、自分のやりたいことが明確なら、そのための時間を借金で買うのは悪くありません。
時間があれば、現在の課題から解放され、将来に向かって走ることができます。

借金とは、将来に投資する行為だ

お金を借りたら、返さなければいけません。

誰がどこから返すかというと、将来の自分が儲けたお金です。
150万借りたら、150万以上儲ける必要があるわけです。

150万円借りるというリスクを取って行う自己投資で、150万円以上のリターンがあるのなら、その借金には意味があると考えられます。
リターンで借金を返済し、返済が終わってからは、全て自分の手元に残ります。

僕の場合、リターンはリスクを大きく上回って返ってきています。

事業投資や株式投資と違って、資格取得とか進学とかの自己投資は、「借りたお金を返す」以外のリスクは負わなくて済みます。
しかも、その勉強した効果は将来にわたってずっと続きますから、損するパターンはあまりないと思います。

大学進学や奨学金については、内容も金額も僕とは全然違うので、難しい部分もあるとは思いますが。。
借りたお金で勉強すると、良い意味でプレッシャーや焦りが生まれ、本気にもなりやすいです(借りることなく本気になれるのが一番ですが)。
借金も選択肢の1つ、ということを伝えられたら嬉しいです。

先月、講座代金の最後の支払いが終わったので、過去を振り返りつつ、今の気持ちを記事にしてみました。


[編集後記]

昨日は、ほぼブログだけで1日が終わりました。

天気がぐずつくと気分も下がりますが、その日こなした仕事とか、娘のこととか、ご飯のことetc…小さな幸せに目を向けてポジティブを保っています。
ネガティブは意識的に避けなければ。。

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この記事を書いた人 入野 拓実
独立4年目の31歳。自称「とっつきやすい系税理士」
中小企業やフリーランスの税務顧問、相続税申告のほかに、
自力申告・独立支援・法人化などのコンサルティング業務を行っています。
各種セミナー、執筆実績多数。
1989.3.6生まれ。妻・娘と3人暮らし。
スーツよりセットアップ派。
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