独立起業、個人事業主or会社(法人)のどちらで始める?|メリットの比較・判断基準




事業を個人事業主として始めるか、会社を設立するかの判断材料について書いてみます。

事業を始めるには2つの形態がある

独立して事業を行うときには、次の2つの形態があります。

  • 個人事業主(フリーランス)
  • 会社(法人)

この2つのうち、どちらか1つを選択して事業を行っていくことになります。

 

個人事業主は、自分自身の名前で仕事を行い、収入を得るのも経費を払うのも、自分自身です。

会社(法人)を設立する場合は、「法人」という別の人格が収入を得たり経費を払ったりすることになり、
自分自身はその法人に雇われて給料を貰う形になります。

 

個人と会社、どちらでも始めるか。
この判断基準となるのはどのようなものでしょうか。

基本は個人で始めるのが無難

次のようなメリットがあるので、個人で始めるケースが多いです。

コストがかからないので、始めやすい

会社を設立しようとすると、設立のための申請費用だけで20万円程度かかります。

それに対し個人事業主であれば、設立のコストがかからないので、事業を始めやすいのです。

加えて、会社の場合は社会保険に加入しなければなりませんが、
個人事業主であれば、雇っている人数が5人未満であれば、社会保険に加入しなくても良いというのもポイントです。

とにかく、会社に比べて個人事業主は、低コストで事業を始めることができます。

撤退しやすい

始めやすいのと同様に、撤退しやすいということも言えます。

会社として行っている事業を撤退し会社を潰す場合、手続きにかなり手間がかかります。

それに対し個人事業主であれば、手続き的には「廃業届」を税務署に出すだけで済みます。

消費税の免税期間を活かす

加えて、消費税の免税期間を最大限活用できるというメリットもあります。


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消費税は、原則としてすべての事業者が納めなければいけませんが、
2年前の売上が1,000万円以下の事業者については、納税が免除されています。

個人で2年間納税を免除してもらって、納税義務が発生すると同時に会社を設立して、会社でもまた2年間納税を免除してもらう、ということも可能です。

(2023年10月からインボイス制度が本格導入されたら、この恩恵もなくなると思われます)

小さく始めて大きく育てるなら、個人から始める

このように、個人事業主でのスタートは、低コスト・低リスクで始められます。

ビジネスモデルが固まっていない場合や、収益性が不透明な場合は、まずは個人事業主で始めるのが無難です。

まずは個人事業主として始めてみて、軌道に乗ってきたら法人化、というのが王道パターンです。

会社で始めたほうが良いケース

逆に、最初から会社を設立して始めるケースもあります。

例えば、次のような場合です。

  • ビジネスモデルが固まっている
  • 設立当初からある程度の収益が見込める
  • ある程度の元手がある
  • 拡大志向(人をたくさん雇う、ガンガン営業する等)

 

最初からビジネスモデルが固まっていて、売上や利益の見込みが立っていて、
かつ、人を雇ったり営業したり融資を受けたりして拡大していきたい場合、
「個人で始める理由がない」と考える方も多いようです。

確かにこのような場合は、会社設立のコストとか消費税の免税期間とか、
そんな小さいことに囚われて足踏みするのはもったいないです。

リスク<リターンと判断したのであれば、会社からスタートするのも手でしょう。

 

個人事業主or会社設立の判断の参考にして頂ければ。


[編集後記]

昨日は、3月決算やらセミナー準備やら。

諸事情で今日から高知へ。成田に向かう電車の中なう(朝9時半)です。
娘に満天の星を見せられたらいいなと思っています。ブログを含め、最低限の仕事はします。

この記事を書いた人 入野 拓実
独立3年目の30歳。自称「とっつきやすい系税理士」
『得意分野⇒フリーランスの法人化/中小企業の経営分析/自力申告サポート/独立起業支援』
ブログは平日毎日更新。遠方・スポットにも対応。セミナー自主開催。
1989.3.6生まれ。妻・娘(3歳)と3人暮らし。
エンジョイゲーマー・音楽オタク。基本カジュアル。
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※当ブログの記事は、投稿日現在の法律に基づいて書いております。 改正や個別的なケースには対応していない場合もありますので、ご注意ください。






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ABOUTこの記事をかいた人

音楽オタクで一児のパパな30歳の税理士。 遠方の方やスポットのご相談にも対応しています。 得意分野 → 法人成り・財務分析・残るお金を最大化するためのアドバイス。 ブログは平日毎日更新、フリーランスや社長向けの財務・経理や、自分のワークスタイルについて書いています。