俺の知識はタダじゃない。命と娘と妻の次に大切なメシの種。




自分の知識に誇りを持って仕事をしています。

「タダで教えて」「ちょっと聞きたいんだけど」

税理士として仕事をしていると、顧問契約のクライアント以外の方から「ちょっと教えて欲しいんですけど」と言われることもよくあります。

そんな時、僕は単発のご相談を有料メニュー化しているので、「ちょっと教えて」と言われれば、そのメニューのご案内をするわけです。
すると、かなりの確率で驚かれます。

「話を聞くだけなのに」
「自分でやるから教えて欲しいだけなのに」
「会わずにメールなのに」
「雑談の流れじゃないか」

と。
まぁ、実際に声に出して言ってくる方は少数ですが、そういう雰囲気は伝わります。

 

「ちょっと聞くだけなのに」「実際に何かやってもらうわけじゃないのに」と思われているのでしょう。

でも、僕からすれば「お客様でもないのに何で?」と思うわけです。

僕は知識でご飯を食べています。
だから、知識と時間を、タダで提供するわけにはいかないのです。

仕事に対する責任と自分自身の誇りを、報酬として受け取っている、と考えています。
タダじゃ責任を負えませんし、誇りは失われます。

 

何より、タダで知識を提供をしてしまったら、
僕の知識にお金を払っていただいている顧問のお客様・コンサルティングやセミナーを受けて頂くお客様に対して、申し訳が立たないのです。

専門家の知識はタダじゃない

「知識」は目に見えないものだからでしょうか、
「知識の提供には対価が発生する」という感覚がない方が多いような気がしています。

 

税理士になるためには、税理士試験に合格し、2年間の実務要件を満たす必要があります。
当然、それなりの時間・努力が必要になるわけです。

税理士試験合格には、少なくとも5,000時間程度の時間はかかるでしょうし、
2年間の実務要件を満たすのにも、8時間×250日×2年間=ざっくり4,000時間ほどかかります。

試験合格までの年数だけでいえば、僕は5年間かかっています。
(そういえば今日は税理士試験最終日ですね、受験生の方お疲れ様でした!)

 

これだけの時間を犠牲にし、努力をして得た資格と知識です。
ていうか、資格取得後もずーーーーーーーーっと勉強続けてアップデートし続けてますし。



この資格と知識でお客様に貢献することで、報酬を得て、生活をしています。
だからこそ、知識をタダで提供してはいけないのです。

 

税理士を特別視しているわけではありません。
働いている方は、「それぞれ皆その道のプロ」だと思って、僕はリスペクトしていますから、
値切りや低賃金やサビ残がなくなればいいな、と思っています。

だからこそ、サービスを値切ることは絶対にしない主義ですし、ブラック企業をできるだけ利用しない主義です。

「どこまでが無料でどこからが有料か」は俺が決める

あと、ブログは基本的に無料ですが、それは

  • 売名
  • リアル仕事への導線
  • アドセンス・アフィリエイト収入

といった目的でやっているものです。
何のメリットもないのに、毎日2時間かけて更新するわけはありません。

顧問契約の初回相談無料も、自分のアピールチャンスを増やすという目的や、
お互いの方向性が合うか見極めたい、という目的があってやっていることです。

「僕が無料と決めてやっている」ということが、僕にとって大切です。
他人に「ちょっとくらいいいじゃん」と言われるようなことではないかな、と。

 

僕は税理士としては「話しやすい・とっつきやすいキャラ」「親しみやすさ」みたいなのを推している(つもり)のですが、
それはそれ、報酬は報酬、全く違う話です。

見た目やキャラのせいか「あまり欲なさそう」「草食系」って思われてる感があるのですが、
僕、誰にも負けたくないと思ってますし、めっちゃ稼ぎたいと思ってますよ。

フリーランスってそういう生き物です。

自分でやりたい人に対して、どうアプローチするか

誤解のないようにしっかりと付け加えておきたいのですが、
僕は「経理や税務を自分でやりたい」という姿勢の人を否定しているわけではありません。


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むしろ、ブログで情報発信することでそういった方を支援しているつもりですし、
セミナーで直接伝えることもできたらいいなと思っているくらいです。

今の建前だけの自主申告納税制度ではなく、本当に税金について自分で考える人が増えれば、世の中少しは良くなるんじゃないかな、と。

(軽減税率について国会でしょーもない議論が繰り返されてたこととか、国民レベルで怒らなきゃいけなかったと思ってます)

 

これは僕の印象に過ぎないかもしれませんが、

  • 理系の方
  • IT業の方
  • 女性の方(性差的な表現は嫌いなのですが…)

これらの方は、経理を自分でやることが苦にならない・楽しんでいる方が多い気がします。

そして、僕の単発コンサルティングに「経理・申告関係」でご依頼いただくのは、8割方このいずれかの方でした。

 

数字を見るのが楽しいとか、作業が楽しいとか、ソフト触るのが嫌いじゃないとか、そういったお話をしていただけます。
特に「freee」がピッタリハマりやすく、帳簿もきれいな方が多いです。なぜか。

もちろんプロの目でみちゃうと粗はあるのですが、スモールビジネスとしては及第点の方が多いです。
こういった方は、ぜひご自分でチャレンジしてみて頂ければいいんじゃないかなと。

僕自身、割とオタク気質だし、チマチマした作業やIT関係は好きな方なので、
自分が税理士以外でフリーランスしてたら、「自分でやりたい」と思うだろうなぁと

 

こういった方たちが「自分でやりたい」と思うのは当然なので、
より正確な申告、正しい考え方の普及のため、ブログやコンサルティング、セミナーなどで支援していけたらいいな、と考えています。

(ってもあくまでフリーランスの確定申告と、小規模法人の決算申告にとどめようかと)

 

僕が言いたいのは、「税理士費用浮かしたいし自分でやるわ、タダで知識だけくれ」という軽い考えなら、「舐めてんじゃねえぞ」ってことです。

「タダでくれ」「記帳は自分でやったから安くしてよ」な方のデータを見るとめちゃくちゃで、
しっかりとお金を払って相談に来ていただける方のデータはキレイ、という税理士あるある話もあります。

後者の方、つまり「覚悟のある方」に対しては惜しみなく知識を提供していくつもりです。

さらに誤解のないように補足

なんか愚痴っぽい記事になっちゃいましたが、何か嫌なことがあったってわけじゃありません。
幸い、最近はこういったことは減りました。

現在顧問契約させていただいているクライアントにこういったことを言われたことはありませんし、
(だからこそ契約になりましたし、契約後は当然いくらでもご相談に乗るわけですが)
「単発で相談したいんですけど相談料は~」と自分から言っていただける方もいるくらいです。

ありがたいことです。ここは誤解のないように補足させていただきます。

 

ただ今まで、上述したことの他にも、

  • 「高い」と直接言われる
  • 依頼するそぶりだけ見せて問い合わせメールで質問→解決したら無視
  • 料金聞いた途端「税務署行って相談してきます」
  • 「仕事とかではなく個人的な興味で聞くんですけど」
  • 「久しぶりに遊ぼうよ!」と呼び出してからの相談

といったことがあったのも事実です。

中にはなんとなく断り切れず、無料で提供してしまったこともあります。
そのことが何年もずっとモヤモヤしていて、「いつか記事にしたい」と思っていました。

やっと言語化できそうになったので、今日綴ってみただけです。

同時に、「知識はタダじゃない」という考え方や、
「タダを断る勇気」を持てる方が増えたらいいな、と思って、ちょっとだけ勇気を出した記事です。

参考にしていただければ。


[編集後記]

昨日は、相続税案件の続きを。

3歳児検診に行った娘。
疲れ切っており、昼寝が15時半ごろまで続いたようです。

この記事を書いた人 入野 拓実
独立3年目の30歳。自称「とっつきやすい系税理士」
『得意分野⇒フリーランスの法人化/中小企業の経営分析/自力申告サポート/独立起業支援』
ブログは平日毎日更新。遠方・スポットにも対応。セミナー自主開催。
1989.3.6生まれ。妻・娘(3歳)と3人暮らし。
エンジョイゲーマー・音楽オタク。基本カジュアル。
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ABOUTこの記事をかいた人

音楽オタクで一児のパパな30歳の税理士。 遠方の方やスポットのご相談にも対応しています。 得意分野 → 法人成り・財務分析・残るお金を最大化するためのアドバイス。 ブログは平日毎日更新、フリーランスや社長向けの財務・経理や、自分のワークスタイルについて書いています。