役員報酬の仕訳まとめ|未払い・社会保険料・クラウド会計ソフト連動




今回は、役員報酬の仕訳について、

  1. 基本的な形
  2. 社会保険料関連
  3. 未払いになったとき
  4. クラウド会計ソフト

などのパターンごとに解説していきます。

仕訳の基本形

仕訳の基本的な形は、以下のようになります。

Ex:今月の役員報酬は1,000,000円。
源泉所得税75,000円、住民税70,000円、社会保険料130,000円(健康保険料50,000円、厚生年金80,000円)を差し引いた残り725,000円を振り込んだ。
借方科目補助科目金額貸方科目補助科目金額
役員報酬1,000,000普通預金A銀行725,000
預り金源泉所得税75,000
預り金住民税70,000
預り金社会保険料130,000
消費税区分は全て「対象外」として処理します

「預り金」には補助科目(勘定科目の内訳)を設定しておきます。そうすることで、源泉所得税、住民税、社会保険料、それぞれの残高がわかるようになるからです。

社会保険料に関する仕訳。発生時&支払い時。

社会保険料の仕訳についても確認しておきましょう。

原則的な処理方法

EX:1月分の役員報酬に対する社会保険料は260,000円。
会社負担分が130,000円、個人負担分が130,000円。

発生時(1月末)の仕訳

月末に、会社負担分の社会保険料を未払費用として計上します。

借方科目補助科目金額貸方科目補助科目金額
法定福利費130,000未払費用社会保険料130,000

支払い時(2月中)の仕訳

発生時に未払費用として計上した130,000円と、給与の仕訳計上時に預り金として計上した130,000円を取り崩します。

借方科目補助科目金額貸方科目補助科目金額
未払費用社会保険料130,000普通預金A銀行260,000
預り金社会保険料130,000

簡単な処理方法

原則的な処理が難しい方は、以下のように、支払い時にまとめて仕訳をしてもいいでしょう。

発生時(1月末)の仕訳

なし

支払い時(2月中)の仕訳

借方科目補助科目金額貸方科目補助科目金額
法定福利費130,000普通預金A銀行260,000
預り金社会保険料130,000

未払金での計上ってOKなの?

資金繰りの都合などで役員報酬を払えない場合は、このような仕訳を切ることになります。


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借方科目補助科目金額貸方科目補助科目金額
役員報酬1,000,000未払金役員報酬725,000
預り金源泉所得税75,000
預り金住民税70,000
預り金社会保険料130,000
源泉所得税や社会保険料の天引きの仕訳は通常通り。

そもそも未払金計上が良いのか悪いのか。

その未払が「一時的」「短期的」で近い将来に精算するのであれば、それほど問題にはなりません。逆に常態化したり、支払う意思がなく長期間計上し続けているようだとマズいです。

ちなみに支払った時は、以下のような仕訳になります。

借方科目補助科目金額貸方科目補助科目金額
未払金役員報酬725,000普通預金A銀行725,000

クラウド会計ソフトを使用している場合

クラウド会計ソフト(freee,マネーフォワードクラウド)を利用している場合は、付属の給与計算ソフトを使うことで、会計システムに給与関連の仕訳が連動されます。


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freeeであれば労務freee、マネーフォワードクラウドであればパッケージでついてくる給与計算ソフトです。
  1. 給与計算ソフトで処理(給与明細の作成など)
  2. クラウド会計ソフト側で連動
  3. 自動的に仕訳計上

という流れです。非常にラクなので試してみてもいいでしょう。

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この記事を書いた人 入野 拓実
独立3年目の30歳。自称「とっつきやすい系税理士」
『得意分野⇒フリーランスの法人化/中小企業の経営分析/自力申告サポート/独立起業支援』
ブログは平日毎日更新。遠方・スポットにも対応。セミナー自主開催。
1989.3.6生まれ。妻・娘(3歳)と3人暮らし。
エンジョイゲーマー・音楽オタク。基本カジュアル。
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ABOUTこの記事をかいた人

音楽オタクで一児のパパな30歳の税理士。 遠方の方やスポットのご相談にも対応しています。 得意分野 → 法人成り・財務分析・残るお金を最大化するためのアドバイス。 ブログは平日毎日更新、フリーランスや社長向けの財務・経理や、自分のワークスタイルについて書いています。