税理士受験生の中でたまに話題に上がる「字の汚さ」について。
僕より字が汚い受験生を見たことがないので、この記事を読んで、皆さんに安心してもらおうと思います。
この記事のもくじ
字が汚いと読んでもらえない?
資格予備校では、「試験委員も人間ですから、字があまりにも汚いと採点してもらえない可能性がある」と教わります。
でも、ぼくが合格できたんだから、そんなことは絶対ないです。
根拠は、実際にぼくが試験で書いてた字。みんな大好き法人税法22条~。
試験開始10分くらいまでの字。書痙(下記参照)のせいで手が震えてる。最早象形文字。今回は自分でワザと手を震えさせたため再現が難しかった。実際はもっと汚かったかも。
まぁみんな似たようなこと書いてるんで採点しようと思えばできるかな、ってレベルですよね。
落ち着いて来た頃の字。これでももともと悪筆な上に、崩しまくりでかなり汚い。
※iPhoneの外側のカメラ割れてて、インカメで必死に撮った
一応「1.益金の額の意義 内国法人の各事業年度の所得の金額の計算上、その事業年度の益金の額に算入すべき金額は、別段の定めがあるものを除き、資産の販売~」って書いてあります。
こんな字を毎年書いてました。
手が震えるのは試験開始から10分くらいまでのことが多かったので、理論1枚目は上の画像みたいなグッチャグチャな象形文字で、理論2枚目以降は下の画像の崩しまくりの字を書いてました。
こんな字でも合格できましたから。
字が汚いせいで読んでもらえないなんてことはないです。
皆さん、早く書くためにちょっと崩してたりする程度で悩んでますけど、そのレベルだったら100%問題ないです。
-----スポンサードリンク-----
だって速く書かないと間に合わないもん。僕は崩しまくりな上に、答案用紙の1行の縦の長さの半分くらいまで文字を小さく書くことで、スピードアップを図ったりもしてましたし。
それに、ビッシリ埋まっているような気合が入った答案用紙なら、字が汚かろうが、その必死さを汲み取ってちゃんと読んでくれるはずです。だって「試験委員も人間ですから」。
ただ、タイトルや段落などを駆使して、読みやすさ・伝わりやすさを意識する必要はあるでしょう。
この辺は予備校でみっちり教え込まれるはずなので、それを信用していいと思います。
というか字って、大人になってから矯正するのはなかなか大変だと思うんで、気にするだけ無駄です。
書痙(手の震え)について
ぼくは手が震えて字がグッチャグチャになる、いわゆる「書痙」に受験中ずっと悩まされていました。
どんな字を書いていたかというと、上に貼った画像の通り(もっと汚いけど)なのですが。
最初に症状が出たのは、日商簿記2級の試験で、残り2分くらいのときに、精算表か何かの転記ミスを発見し、そこに影響するすべての数字を消して書き直そうとした時でした。
その時は「残り時間が少なかったから焦ってしまっただけだろう」と思っていました。
その後、5年間税理士試験を受験しましたが、毎年震えました。
-----スポンサードリンク-----
同じく書痙で悩んでる方に向けて、僕なりにやっていたことを書いてみます。
どんな時に震えたか
問題文を見た瞬間「イケる、書ける」って思ったときほど震えが酷かったです。
具体的に言うと、ベタ書きとか、見たことあるパターンの応用理論とかですね。
財表と相続と酒税1年目の理論は全部こんな感じだったので、本当に書くのに苦労しました。
財表の場合、計算が簡単すぎて「こんなんでケアレスミスしたら落ちる」とか解きながら考えてしまったので、計算でも震えました笑
逆にじっくり考えないといけない系の理論の時(法人、酒税2年目)の時は、だいぶマシでした。計算は基本じっくり考えるので、震えたのは財表のみです。
震えたとしても最初の数分
震えるのは緊張がピークになってる試験開始直後の数分だけです。
僕の場合、理論の2枚目を書き始めた瞬間、毎年ピタッと震えが止まっていました。
例外は酒税の場合。
酒税は、予備校で「必ず計算から解くように」と指導されます。
なので試験時間残り40分あたりで理論に手を付け始めるわけですが、この場合もやっぱり1枚目は震えました。
でもやっぱり2枚目で止まりました。
筆記用具を色々試してみる
僕は滑りが良くて手が疲れにくいって理由で、ボールペンはずっとジェットストリームを使っています。仕事でもプライベートでも税理士試験でも。
でも試験中震えるときは、インクが細目で、滑りにくく、書き心地が硬めのボールペンに変えることで、少しだけマシな字を書くことができました。
ちょっと硬めの書き心地のペンにしてみるとか、インクを太目のにしてみる、あるいは細目のにしてみる。グリップが太目のにしてみる、とか。色々試してみてください。
開き直る
何故2枚目になると震えが止まったか、自分なりの考えですが…
最初は「あーやっぱり今年も震えたヤバイヤバイ落ちたくない止まれ止まれ止まれ止まってよ!!!」とか焦りまくりなんですが、
1枚目が書き終わるころには「あーもうここまで書いちまったししょうがねえ!どうにでもなれ!書いてることは全部合ってるんだからちゃんと読めよ試験委員!!!」って開き直ってたんですよね。
他にも震えに悩んでいる方の話を聞いたことがありますが、2時間ずっと震えっぱなしってことはやはりなかったみたいで。
どこかで落ち着く・開き直れるポイントが必ずありますし、それは割と早めに来るので大丈夫。
震える手で自信満々に書き殴りましょう。
諦める
開き直るの上位互換です。
税理士試験は時間との勝負なので、これは禁じ手です笑
ただ、僕は毎年やってました。やらざるを得ませんでした。
「あー俺今緊張してんのね、じゃあ落ち着くまで待つわ」って考えて、3分くらい一切解かずに、問題用紙に小学生のころ開発した自分のサイン書いたり、周り見て「こいつら必死だなー」とか余裕かましてみたり、誰にも見えないようにめっちゃ変顔してみたり、計算の素読みしてみたり、深呼吸してみたり、試験監督の観察したりしてました。
んで3分経ったらもう一度理論書いてみると、結構マシになってることが多かったです。
あとは、「意識しない」「震えても気にしない」。難しいですが、これさえできれば克服できるそうです。僕は克服は出来なかったけど、多少コントロールはできるようになりました。
ポイントは、「震えてる自分を俯瞰で見てみること」です。
「あーあ、また今年も震えちゃってるよコイツ、うける~笑」とか「冷静に考えて、落ちても死ぬわけじゃないのに何でそんなにビビッてるの?」とか。
前向きなワードを選んだり、笑いにするのがポイント。
「情けない奴だなあ」みたいなネガティヴなワードは焦りを増長させるだけです。
治療できるならしたほうが良い
ちなみに僕は、日常生活に支障が出るレベルではなかったので、治療はしてません。
薬物療法や認知行動療法などで緩和・完治するケースもあるそうなので、キチンと治療するのも手でしょう。
「思ったように利益が出ない」「手元にお金が残らない」「税金が高すぎる」
こういったお悩みを抱えている方に、
僕のノウハウを「ギュッ」と濃縮した「無料マガジン」をプレゼントします。
実際にお客様に提供し、僕自身も実践している内容を無料で公開!
また、平日毎日配信のLINE講座を読んでいただければ、事業で必要なお金の知識が自然と身につきます。
是非あなたのお仕事にお役立てください。
ダウンロード&購読はこちら
中小企業やフリーランスの税務顧問、相続税申告のほかに、
自力申告・独立支援・法人化などのコンサルティング業務を行っています。
各種セミナー、執筆実績多数。
1989.3.6生まれ。妻・娘と3人暮らし。
スーツよりセットアップ派。
※当ブログの記事は、投稿日現在の法律に基づいて書いております。 改正や個別的なケースには対応していない場合もありますので、ご注意ください。