2017年4月から始めたこのブログ(兼Webサイト)。
僕はブログ以外にはこれといった営業はしておらず、今ある仕事のうち、9割はブログ経由でいただいたものです。
最近は、毎月コンスタントに3~4件お問い合わせをいただけるようになりました(実際にお仕事することになるのはもっと少ないですが)。
月商3万円からスタートした1年半前。今、とりあえず食べていけるようになったのはブログのおかげです。
ただ、最初からうまくいったわけではありませんし、今もそれほどPV数があるわけでもありません。
色々メニューを作っては消し、8割空振りでも2割は当たったり。PV数は少ないけど、ピンポイントな需要にこたえられるようにしてみたり。それなりに試行錯誤してきました。
そんな試行錯誤の中で、「効果があったな」と思うものを10個挙げてみます。
(今後も試行錯誤すべき、こんなことが効果があった、と自分で確認するためにも)
この記事のもくじ
①プロフィールを充実させる
「差別化が大切」とよく言われますが、一番手っ取り早く差別化できるのは、人柄。
全く同じ考え方の人、全く同じ人生を歩んでいる人は一人としていないので、「素の自分」を出すだけで差別化できます。
自分をさらけ出せば親近感を持ってもらえる。まずは5,000字書く。
仕事って何だかんだで人と人との付き合いなので、どんなにスキルがあっても合わない人には依頼したくない、合う人に依頼したいのは皆同じだと思います。
実際、僕はサービスを選ぶ時、その人のプロフィールなどは結構読み込んでいます。
そう考えると、「この人とは気が合いそうだ」と思ってもらうだけで、依頼して頂ける確率はかなり上がるはずです。
そう思ってもらうために、徹底的に自分をさらけ出しましょう。
「素の自分をどれくらいさらけ出しているか」の目安となるのは、文字数。
僕は3,000字くらいからスタートし、徐々に書き加え、今は7,000字です。とりあえず1万文字を目指しています。
まずは5,000字を目安に、仕事に対する思い、好きなこと、趣味、考え方などを書きまくってみましょう。
情報量が多ければ多いほど、誰かに「おっ」と思ってもらえる確率は上がります。
ちょっとくらいならマイナスイメージことを書くのも良いでしょうね。
僕なら、ゲームや競馬が好きなことや、蛇を飼っていることや、不遇時代のこともチラッと書いています。
趣味「読書」はNG
一番多くの人に親近感を持ってもらえるのは、趣味。
そこから興味を持ってもらえたり、実際に会ったときに会話が弾むことも多いです。
なのに、「読書」「旅行」という一言で済ませてしまっているパターンが多い気がします。
例えば、読書が趣味なら、
- どの作家が好きか
- その人のどの作品が一番好きか
- なぜ好きか
- どう影響を受けたか
くらいまで、オタク全開で熱く語ったほうが良いです。
(僕も音楽についてもっと深く掘り下げようかと…)
経歴だけじゃ意味がない
良くあるダメな例は、
経歴でわかるのは、「過去」だけで、その人の「現在」は見えません。
そもそもぶっちゃけ経歴なんて誰も興味ないし、気にするのは同業者くらいでしょう。
経歴を書いても良いんですけど、その経歴を踏まえて、
- 今、どんなスタンスで仕事をしているか
- 今、何が得意か、好きか
- 今、何が苦手か、嫌いか
という「現在」を見せることが大切かなと。
もちろん、考え方が変わったらアップデートすることも忘れずに。
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写真は複数枚用意する
写真は複数枚用意するのが良いと思います。仕事モードの写真、プライベートの写真、アップの写真、遠目の写真などです。
ビシッとしたファッションでプロの方に依頼するのも良いと思いますが、僕はカジュアルかつ自撮り、かつめっちゃ笑顔です。
「親しみやすさを全面に出したい」「第一印象はゆる~く見られたい」と考えているからです。
まぁその辺は好みかと。
あと、昔すぎるのも良くないでしょうね。数年に1回は変えたほうが無難かと。
②メニュー(料金)を公開する
せっかくブログがあっても、メニューを作っておかないと申し込んでもらえません。
メニューを出しておく・問い合わせフォームを作っておく
できること、お金を貰えることはすべてメニューとして公開し、問い合わせ頂けるようにしておかないともったいないです。
- 自分ならではのメニューを作る
- わかりやすいメニュー名を付ける
などができたらさらに良いかと。
僕の場合は、「法人成りコンサル」と「自分で経理コンサル」。
「コンサルティング」というメニュー名にして、その中で法人成りや経理についての相談を受けることもできたのですが、
特化型メニューにしたほうが、専門感が出せますし、ピンポイントなニーズに対して応えやすいというメリットもあります。
結果、「申し込みやすかった」という声を頂いています。僕の数少ない成功体験です。
料金を出しておく
メニューを作ったら、必ず料金を提示しておきましょう。
値段が書かれていないと不安で申し込みにくいですし、面倒臭い値段交渉も(ある程度)なくなります。
値段が書かれていないお寿司屋さんに連れて行って頂いたことがあるのですが、クライアントに奢ってもらえるとはいえ(からこそ)「食べすぎたらどうしよう」と不安でした。
昨日も、子供の歯列矯正や、僕の歯のホワイトニングについて調べていて、はっきり値段が明示されているクリニックがほとんどなく、萎えました。
やはり、値段がはっきりしないというのは申し込みにくいものです。
理想は、「お見積り」「10,000円~」というあいまいな書き方をせずに、「29,800円(税込)」という風にはっきり言いきること。
見積もりが必要な場合も、ある程度の目安は出したほうが良いでしょうね。
③メニューに繋がる記事を書く
メニューを作っても、それを知ってもらわないと仕事にはなかなか繋がりません。
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知ってもらうには、「こういうノウハウがあるよ」「こういうことができるよ」ということをアピールすること、つまりブログ記事を書くことです。
大切なのは、メニューに関係のある記事を書くことと、「こういうお客様に来てほしい」とイメージしながら書くことです。
検索→ブログ記事→メニュー→依頼、という流れです。
ブログ記事だけで疑問が解決すればそれはそれでいいと考え、出し惜しみせずに情報を公開しましょう。
出し惜しみがあるような中途半端な情報だと、そもそも検索に引っかからず、読んでもらえません。
全力のブログ記事を読んでいただいたうえで、もっと個別的な悩みがある場合や、「この人に相談したい」と思ってもらえれば、依頼して頂けます。
自分の考え方についての記事や専門的な記事も大切ですが、軸は疑問を解決するノウハウ記事だと思います。
(自戒です…だって税務記事書くの大変なんだもん)
④検索で上位表示される努力をする
記事を書いても、検索で引っかかり、読んでもらえないと仕事にはなかなか繋がりません。
たとえば店舗型ビジネスなら、「●●市 サービス名」で上位検索、せめて1ページ目に表示される必要がありますし、
1つ1つのブログ記事なら、狙ったキーワードで上位5位くらいを目指さないと難しい、と感じています。
最初に僕が狙ったのは、「柏 税理士」「20代 税理士」の2つ。
どちらも1ページ目には表示されているので、まぁまぁ…という感じです。
前者は先月のGoogleアルゴリズム変更で2位→5位まで下がってしまいましたが。。
ネットで営業する以上、検索順位は常に意識し、向上させるために考え続けるべきです。
⑤同業他社と勝負しない
同業他社と勝負してしまうと、競争になり、しんどいです。
勝負に勝つよりも、できるだけ勝負しなくて済む方法を考えています。
どうするかというと、まだ誰もやっていないことを始めることと、ニッチな需要にこたえること。
同業者を研究したり、検索キーワードを分析すると、その2つが見えてきます。
僕の場合、法人成りに特化したサービスや、メールで税務相談に回答するサービスはまだ誰もやっていなかったため、とりあえず始めてみました。
思いついたメニューのほとんどは1件も申し込みがないまま「そっ消し」しますが、この2つは割とウケがよくて今でもメニューに残しています。
あと、同じ地域の税理士のHPは一通り目を通しています。
勝負する気はありませんが、比較されてしまうのは事実。
勝負はせずとも、一番目立とう、ちょっと切り口を他の人とは変えてみよう、と考え、実践しています。
⑥遠方の方にも申し込んでもらえる工夫をする
僕がやっている仕事(税理士業)は、基本的には地域密着型ビジネスです。
お客様と深く関わっていき、継続的にお付き合いしていくサービスなので、近い方が仕事しやすいのは確かです。
ですが、ノウハウを提供すること、人に教えること、質問に答えることなどは、距離に関係なく同じクオリティで提供することができます。
なので、遠方の方にもサービスを提供したいと考えて、アピールしてきました。
結果、メールやSkypeなどを利用することで、遠方の方にもご依頼をいただけることも増えてきました。
「遠方の方もメールやSkypeで対応可能」という風にアピールしておくのはもちろん、遠方の方向けの専用サービスを作るのも良いでしょうね。
⑦定期的に更新する
僕は、放置されているWebサイトなどを見ると、「今もやってるのかな」と不安になりますし、何となく管理がしっかりしていない会社なのかな、という印象を受けます。
なので、定期的に更新して、「今を見せる」ことが大切だと思っています。
日々仕事や勉強をしていく中で成長しているのだから、その情報をアップデートしないのはもったいないですし。
⑧実績&お客様の声を載せるためのアンケート
僕がセミナーやサービスに申し込むとき、カスタマーレビューのようなものがあれば、安心して申し込めます。
やはり一定効果はあるんだろうなぁ、と。
なので、スポットの仕事をした後は、載せることを前提に作ったアンケートをメールで送っています。
でも、ただ送るだけではあまり回答してもらえませんでした。
- 仕事が終わるころに「後日アンケートを送るので、回答して頂けると嬉しいです」と一声かけておく
- 回答してもらえたら、次回~円OFF
などを始めてから、回答してもらえることが増えたと感じています。
他にも実績として載せられるものがあれば、何でも書いたほうがいいでしょうね。
⑨とにかく、すぐに始める
中途半端でも、とりあえずブログを公開して、とりあえず書き始めてしまいましょう。
ブログやWebサイトって、デザインとかユーザビリティとか画像とか、凝ろうと思えばいくらでも凝れるんですよ。
だから、細かいところが気になるしこだわりたくなるし、他の方と比較して何となく自分のデザインがイケてないように思えてきちゃう。
気持ちはとてもわかります。でも、上手くなるまで公開しない人は一生上手くなれないのも事実です。
とりあえず行動して、上手くいかなくて、試行錯誤して、やっと上手くいくんだと思います。
なので、あれこれ考える前にとりあえず公開して、書き始めましょう。
細かい修正は後からどうにでもなります。
検索エンジンは、公開されたばかりのページは軽視して生き残っているページを評価する傾向があるので、SEO的にもとっとと公開した方が有利です。
⑩とにかく、ずっと続ける
ネット集客は、すぐに結果が出るものではありません。
僕の場合、昨年の4月にブログを始めて、初めて問い合わせをいただいたのは、昨年の9月。
つまり、半年間は1件も、依頼どころか問い合わせすらありませんでした。
半年過ぎたころから、だいたい月1ペースでお問い合わせをいただけるようになり、その後は月2件、3件、4件と少しずつ増えています。
ブログという性質上、ある程度情報量が溜まり、ブログが強くなって初めて勝負できるようになるのだと思います。
まずは、半年間。頑張って続けてみましょう。
[編集後記]
金曜日は、午前中は軽めにお仕事。午後は、モロトメジョーさんの「税理士のための銀行融資入門セミナー」を受けに、横浜へ。
とても勉強になりましたし、懇親会も楽しかったです。良い1日でした。
3連休は、娘の幼稚園の運動会に行ったり、横山三国志を読んだり。
演義も読んでみたくなりました。
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