継続する力の正体は、努力をせずに好きなことにハマること。




古くからの音楽仲間と話していて、ギター歴が始めたころの年齢を超えていることに気づきました。。。(税理士試験受験中を歴に含めていいのかはビミョーですが…)

良く続いたもんだなぁと思いつつ、出来ないことにイライラしたり、毎日12時間弾こうが練習が辛かったことなんて一度も無かったなーと。

遊びなんだから当たり前じゃんって言われるとそこまでなんですが、10年以上もずっと1つのことにハマれるって意外と中々ないような気もするんです。

その会話のキッカケとなった本をベースに、努力と継続について書いてみます。

努力は夢中に勝てない

努力を努力とすら思わず、ただ夢中になってのめり込む。

一流のスポーツ選手、成功した経営者、多くの人を感動させる芸術家。こういう人たちの正体はここにあるのかもしれません。

彼らの1つのことに賭ける情熱や時間、壁にあたって試行錯誤する姿勢などは、周囲からは努力を通り越してクレイジーにすら見えます。

努力をすることでそれはうまくなるってみんな思ってるけど、実はそうじゃないんだ。実際のところは、夢中で人はうまくなる。「努力は夢中に勝てない」んだ。

(中略)

ハッキリ言うと、努力してる時点で向いてないってことなんだ

(中略)

夢中になってる人の方が少ないし、世間じゃそういう人のことを天才だとか言って別物扱いしたりするけどさ、実はそんなの特に珍しくもないし天才でも何でもないよ。ただ好きで夢中になってるだけの人だ。

引用元:作曲少女~平凡な私が14日間で曲を作れるようになった話~

もっというと、成功や才能を基準にする必要もないのでは、と思います。(ボクの場合はコレなんです。。。)

才能は生まれ持ったものもあるし、成功は運です。

例えば…身長165cmで骨格も貧弱なボクがプロのラグビー選手になるのは、どれだけ頑張っても、どれだけ恵まれても難しいでしょう。

ですが、心の底からラグビーが好きなら(例えばですよ)そのことと自分自身の楽しさ・幸せは一切関係ないハズです。

最初の壁を越えられるかどうかが継続のカギ

ギターを弾いたことがある方なら、「Fの壁」には皆さん必ずぶちあたったと思います。

けどこれが押さえられるようになると、指板上での自由度は一気に広がりますよね。

何でもそうですが、やり始めの時期に来る「最初の壁」はとてつもなく大きく感じます。自分の大きさも壁の高さも把握できていないからです。


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wordpressブログにしても、最初の導入や記事の書き方がわからない時期が一番しんどかった。

管楽器なら音が出ない。運動ならすぐに筋肉痛になる。勉強なら初期でやる概念や全体像の理解。

経理における会計ソフトの操作方法や仕訳の切り方もそうかもしれません。

この時点での悩みって、自分が何がわからないのかもわからなかったり、何ができるようになればゴールなのかもわからないからしんどいです。

この「最初の壁」にぶちあたって、「向いてなかった」「つまらない」と言って辞めてしまう人が多いのですが、この壁を超えると一気に景色が広がります。

どんなスポーツも、創作も、遊びも、最初は難しくて本当のおもしろさなんて絶対にわからない。

でも、そこでやめたら、ただそれを嫌いになるだけじゃなくて、自分のことまで嫌いになる。

だから、ちゃんと遊び方を覚えて、何がおもしろいのかをちゃんと理解して、それでもつまらないと思ったならその時はやめればいい。


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引用元:作曲少女~平凡な私が14日間で曲を作れるようになった話~

壁というのは続けていく限り何度も現れます。

ですが最初の壁を越えた人は、大まかな自分の大きさと壁の高さを感覚的に理解できるようになっているので、具体的なアプローチを自分で考えられます。

「壁の越え方」と「壁を越えた時の快感」も知っていますから、それが好きである限り勝手にチャレンジし続けます。

最初の壁の越えるための工夫

上手く壁の高さを下げながらよじ登れたらいいのですが、そう上手い話はなかなかありません。

最後は数と時間をこなし、力技で壁を登らなければなりません。

ただ、登り方のコツを掴むキッカケ作りや、楽しむための工夫などはしてもいいでしょう。

良質な本を絞って買う、信頼できる人に聞く、など。他にも色々な工夫ができそうです。

ネットで調べるのはあまりオススメしません。

言ってることが人によって違ったり、関連情報がガンガン出てきたりして情報に殴り殺されます。

(自分の知識がある程度のレベルになれば、情報の取捨選択が可能になるのでネットもアリですが)

どの方法を取るにせよ、自分で登り方のコツを掴み、よじ登るしかないのは同じです。

ぶっちゃけ夢中になってれば勝手に最初の壁は越えます。。。

でも忘れないで欲しいのが、最初の壁は時間と数こなせばほぼ間違いなく誰でも越えられるってこと。

センスとか関係なく誰でもギターは弾けるようになるし、経理もできるようになります。間違いありません。ボクは逆上がりできないけど。

作曲少女~平凡な私が14日間で曲を作れるようになった話~

この記事の元ネタになった本です。この記事の引用部分はすべてこの本からです、

「最初の壁」にぶつかって諦めかけたりもがいたりする主人公と、その壁に立ち向かう姿勢・登り方のコツを説く天才作曲少女。

そんなシーンに感動してこの記事を書きました。

とにかく1曲仕上げてみよう!ってコンセプトの本なのですが、ラノベ形式なので読みやすく、音楽読み物としてもなかなか面白いです。

音楽制作に対する姿勢や本質などを語っているシーンは、中級者以上の方もハッとさせられてしまうかもしれません。


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この記事を書いた人 入野 拓実
独立4年目の31歳。自称「とっつきやすい系税理士」
中小企業やフリーランスの税務顧問、相続税申告のほかに、
自力申告・独立支援・法人化などのコンサルティング業務を行っています。
各種セミナー、執筆実績多数。
1989.3.6生まれ。妻・娘と3人暮らし。
スーツよりセットアップ派。
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