「独立後、どれくらいで食べていけるようになりましたか?」という質問に答えてみます




独立前の方からいただく質問で最も多いものの一つに、
「どれくらいで食べていけるようになりましたか?」というものがあります。

会計データなども見つつ、できるだけ正確に思い出しながら、書ける範囲で書いてみます。

※画像:とある日の晩御飯(全体的に茶色い)

開業してから半年間:成約1件もなし

ブログやセミナーで何回かネタにしていますが、
開業した2017年5月~2017年10月までの期間は、問い合わせも成約もゼロでした。

開業する1ヶ月ほど前からブログは書いていたのですが、記事のクオリティも低いし、仕事への導線も作っていなかったし、SEO弱すぎだし、集客には繋がっていませんでした。

 

それでも開き直ってWebマーケティングの勉強しまくってひたすらブログを書いていた時期です。

友人知人が少ない上に紹介いただけるツテもなかったので。

HPとしての検索順位を上げることに試行錯誤していたことも覚えています。

 

反省点としては、リアル営業をおろそかにしたこと。

独立当初だけでも、ネット営業とリアル営業は並行して行うべきです。

参考記事;独立当初はネットだけじゃなくリアル営業も重要 人との繋がりを大切にしよう

 

あとは、「飲み会は行かない」とか「同支部の人と慣れ合わない」とか、変にカッコつけてた。
(単に面倒くさかったっていうのもあるけど)

もっと泥にまみれるべきでしたね。

半年~1年後:ポツポツと問い合わせが来はじめる

ブログ・HPの成果が出始めたのは、立ち上げて半年ほど経ってからです。

どちらかというとHPの成果が先で、地元の方から少しずつ問い合わせが来るようになりました。


-----スポンサードリンク-----

HPが、狙ったキーワードで上位(5位以内とか)に表示されるようになった時期とリンクしています。

 

初めて問い合わせを頂いた時の心拍数の上がり方と、初めて契約になった時の喜びは、今でも忘れられません。

(バックれられましたが。これも何度かネタにしている通りです)

 

そんなこともありつつですが、「風向きが変わってきた」と感じたのが、このあたりの時期です。

純粋な自分の売上だけで食べていくことはできませんでしたが、

  • 下請け
  • 税理士会や商工会絡みの細々した仕事

などもあったので、なんとか食べていけました。

1年半後:「なんとかなりそうだな」と思い始める

「なんとかなりそうだな」と感じ始めたのは、開業後1年~1年半の頃。


-----スポンサードリンク-----

HPからだけではなく、運よくブログや紹介経由での依頼もあり、収入が増えました。

特に2018年6月~8月は、顧問のご依頼が3件、単発のご依頼が4件ありましたので、
「純粋な自分の売上だけで食べていく」目途がついた時期です。

 

というわけで、「独立後、どれくらいで食べていけるようになったか?」という質問に対する答えは、

「1年~1年半くらい」ということになります。

「この質問の意図に対する答え」という意味です。

今現在が安定しているとは思っていませんし、今後も安定して食べていけると思っているわけではありません

 

…書きながら「時間かかりすぎかな」「もうちょっとやりようあったのでは…」と、改めて思いました。

みなさんは、

  • リアル営業を並行して行う
  • カッコつけずに何でもやる
  • 独立前の人とのつながりを大切にする

ことができる方たちだと思いますので、もう少し早く食べていけるようになるかもしれません。

営業手段は何でも試してみたほうが良いと思います。

 

この質問をされることが多いのは、「独立したいけど不安」な方が多いからでしょうし、
僕自身も独立前に気になっていたことです。

「独立しても食べていけないよ」と言われた、という話を聞くことも多いです。

 

ちょっと前向きな話をすると、僕は「独立当初から食べていく目途が立っている状態」が、必ずしも良いとは思いません。

今後数十年食べていくためには「営業・集客スキル」が不可欠であり、
営業・集客スキルは「自分で必死こいて試行錯誤して営業・集客をする」ことでしか身につかないと思うからです。

 

試行錯誤して営業・集客をしたこと、成果に繋げたことは、
僕にとって大きな自信になっていますし、今後食べていくためにも使えるスキルだと思っています。

とはいえ、「独立すりゃなんとかなるよ」と言いたいわけではなく、

  • 貯金
  • 融資
  • 引き継げる仕事はあるのか
  • 紹介の目途はあるのか
  • 下請け
  • バイト(最終手段)

など様々な手段を考え、「営業・集客に使える時間を最大化しておく」ことが大切、ということです。

独立・起業するなら創業融資を受けとけ、貯金は使うな、という話


[編集後記]

昨日は、クライアントと決算の擦り合わせ。

無料book「手元にお金を残す方法」&無料LINEマガジン
頑張って仕事をしているのに、売上は上がっているのに、
「思ったように利益が出ない」「手元にお金が残らない」「税金が高すぎる」

こういったお悩みを抱えている方に、
僕のノウハウを「ギュッ」と濃縮した「無料マガジン」をプレゼントします。
実際にお客様に提供し、僕自身も実践している内容を無料で公開!

また、平日毎日配信のLINE講座を読んでいただければ、事業で必要なお金の知識が自然と身につきます。
是非あなたのお仕事にお役立てください。

ダウンロード&購読はこちら
サービスメニュー
遠方の場合でも、ビデオ通話+PC画面共有などで対応しております。 【サービスメニュー】 【その他】
この記事を書いた人 入野 拓実
独立4年目の31歳。自称「とっつきやすい系税理士」
中小企業やフリーランスの税務顧問、相続税申告のほかに、
自力申告・独立支援・法人化などのコンサルティング業務を行っています。
各種セミナー、執筆実績多数。
1989.3.6生まれ。妻・娘と3人暮らし。
スーツよりセットアップ派。
twitter instagram

※当ブログの記事は、投稿日現在の法律に基づいて書いております。 改正や個別的なケースには対応していない場合もありますので、ご注意ください。



記事をシェアしてください!