「ブログやめてえな」と思いながらも続けているのは、「意外な記事」から「想定外の依頼」をいただけるから。




曲がりなりにもブログを続けられているのは、「意外な記事」から「意外な依頼」をいただけることがあるから、という話。

「ブログやめてえな」なんて日常茶飯事

本音を言おう。

「ブログやめてえな」と思うことなんて、日常茶飯事だ。

 

もちろん、「逃げ出したくなるほどつらい」「書いている意味がわからない」というわけではない。「ジム行くのめんどくせーな…」と同じようなものだと考えて欲しい。

「めんどくせーな…」と思いつつもジムに行ってトレーニングをこなし、ほどよい疲労感と充実感を覚えるのと同じように、
「やめてえな」と思いつつも平日毎日ブログを更新している。

 

23時から執筆をはじめ、23時59分に未完成のまま投稿し、0時15分に修正を終わらせるなんて日もある。

そんな時も僕は、しれっと「今日も間に合ったぜ」という顔をする。
(我ながら図太い)

 

ブログの継続について語られる際、「生活の一部」「習慣にする」「楽しむ」ということがよく言われる。理にかなっているし、僕自身もそうありたいと思い、試行錯誤してきた。

でも実際は、「毎日ヒーヒー言いながら何とか書いている」というのが本当のところだ。

 

そこまでしてなぜブログを続けるのか。

それは続けることで、「意外な記事」から「意外な依頼」を頂けることがあるからだ。

意外な記事がキッカケでいただいた、意外な依頼

たとえば、先月から顧問開始したクライアントは、以下の記事で僕のことを知ってくれたという。

レシート・領収書の楽な整理・貼り方・保管方法(中小企業・個人事業主向け)

 

投稿日は2017年の5月。約2年半前の記事だ。

PVを稼ぐために書いた記事ではあるのだが、
「レシートの貼り方」という記事から仕事に繋がるとは想定していなかった。


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しかも、投稿から2年半も経ってから仕事に繋がったというのも、意外だった。
(記事はキッカケにすぎないけど)

 

 

先日記事にした会計人コースへの記事寄稿は、以下の記事がキッカケになっている。

【税理士試験】効率的な理論暗記方法

投稿日は2017年7月だから、やはり2年以上タイムラグがあったことになる。

 

他にも、Instagramに「メガネ買いました」とpostしたことがキッカケで知っていただき、
Instagram→ブログ記事→法人化コンサルティング→顧問契約
と繋がったクライアントもいる。

 

これらは全て、僕の意図しないところで成果が出たケースだ。

もちろん、意図して成果を繋げたケースのほうが多いから、これらを「運が良かった」の一言で済ませることもできる。


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ただ、僕自身は、「不確定要素を味方につけた結果」だと考えている。

「いつ」「何が」「どのように」成果に繋がるかは、誰にもわからない

「オレはブログからこんなに仕事を得たんだぜ~」とドヤりたいわけでも、
「積み重ねは無駄にならない」なんて無責任なことを言いたいわけでもない。

この記事で伝えたかったのは、「いつ」「どの記事がキッカケで」「どんな成果が出るか」は誰にもわからない、ということだ。

 

ブログというのは、不確定要素の塊だと思う。

  • Googleのアルゴリズム変更
  • いつ読まれるか
  • 誰に読まれるか
  • シェアされるか

などの要素は、自分自身でコントロールすることはできない。

 

もちろん、セオリーを学び、成果への道筋を考え、真剣に取り組むことができれば、少しずつ成果は出てくる。

だけどやはり、「記事と成果をピンポイントで繋げられる」ケースは稀だし、
「努力したぶんだけ成果が出る」と言い切れるものではない。

ブログは、それだけ不確定要素が多い。

 

そして、不確定要素をゼロにすることはできない。

これは、

  • 「めちゃくちゃ力を入れた渾身の記事」が見向きもされない
  • 「30分でチャチャッと書いた記事」がたくさん読まれる

というブロガーあるあるからもよくわかる。

 

もちろん僕も、「仕事に繋がるように」意識して毎日記事を書いている。

だけどピンポイントで仕事に繋がることは、それほど多くない。

逆に、先述したように、それほど成果を意識せず、時間をかけずに書いた記事が仕事につながることもある。

この記事だって、「仕事につながるかもしれない」と思って、ある程度成果までの仮説を立てて書いている。

 

「いつ」「どの記事がキッカケで」「どんな成果が出るか」は、不確定要素だからコントロールできない。

いま成果が出ていなくても、2年後、いや5年後に成果が出るかもしれない。

狙った記事で成果が出なくても、意外な記事から成果が出るかもしれない。

 

そして、コントロールできない不確定要素を味方につけるためには、

  • 仮説を立ててみる
  • 何でも書いてみる
  • 手数を増やしてみる

といったことが大切だ。そのためには数をこなすこと、書き続けることが大前提になる。

書き続けたからこそ「意外な記事」から「意外な依頼」をいただける、という結果に繋がったと考えている。

だからこそ、僕はこれからも、毎日ヒーヒー言いながらブログを書き続ける。


[編集後記]

昨日は、クライアントの会計データチェックを中心に。

娘に「できなくて悔しい」という感情が芽生えたようです。
そっと見守りつつ、応援します。

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この記事を書いた人 入野 拓実
独立4年目の31歳。自称「とっつきやすい系税理士」
中小企業やフリーランスの税務顧問、相続税申告のほかに、
自力申告・独立支援・法人化などのコンサルティング業務を行っています。
各種セミナー、執筆実績多数。
1989.3.6生まれ。妻・娘と3人暮らし。
スーツよりセットアップ派。
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