個人事業主(税理士)が家族旅行で経費にしたもの・しなかったものとその理由




先日行ってきた家族旅行の費用うち、経費にしたもの・しなかったものをまとめてみます。

2泊3日で札幌家族旅行。経費になるか・ならないか。

先日、妻・娘と3人で、札幌へ家族旅行に行きました。
正確に言うと、帰省ですが(妻の実家が札幌)。

僕はそんなに旅行が好きなタイプではありませんが、義実家で犬と戯れるのは楽しみにしています。

8月なのに20℃を切っていて、カーディガンを羽織らないと寒かったです。

仕事はブログ執筆・メール・読書くらいしかしませんでした。

つまり、完全にプライベートの旅行です。

 

さて、こうしたプライベートの旅行・家族旅行といったものは、経費になるのでしょうか。

旅行で使ったお金のうち、僕が実際に経費にしたもの・経費にしなかったものを挙げてみます。

旅行代金のうち、経費にしたもの・した理由

経費にしたものは、以下の通りです。

仕事をした時のカフェ代

妻・娘と別行動で隙間時間ができたときに、サッとカフェに入って仕事をしました。

この時のカフェ代は、経費にしています。
仕事に直接的に必要な出費ですので。

お土産代

お客様に渡すお土産代は、経費にしています。

毎回お土産を買うわけではありませんが、お中元など頂き物をする機会が多かった時期だったので、お返しの意味も込めて。
これは交際費として正当なものでしょう。

もちろん、家族で食べる分、親族・友人に渡す分は、経費にしていません。

経費にしなかったもの・しなかった理由

経費にしなかったものは、上2つ以外の全てです。
具体的には、次のようなものです。


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交通費(飛行機・電車・タクシーなど)、

先述したカフェ以外の飲食代、


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(最後のは鹿串。うーん…って感じでした)

競馬場の入場料金、馬券代(当たり前…申告しなければならないほど儲かれば馬券代は経費になりますが)

その他遊び代(水族館とか)、

現地での買い物代など。

これらは全て、経費にしていません。

経費にしなかった理由

これらを経費にしなかった理由は、次の通りです。

仕事に必要ではない

そもそもの定義として、「経費=業務をする上で必要なもの」です。

僕が札幌に仕事をしに行った場合、例えば、

  • 札幌でセミナーをする
  • 札幌でしか受けられないセミナーを受ける
  • 札幌にある土地の現地調査をする

といった場合には、当然経費になります。

 

ただ今回は、札幌に仕事をしにいったわけではありません。
あくまでもプライベートの旅行、家族旅行です。

ですから、交通費などの旅行代金そのものは、業務に必要なものとは言えず、経費になり得ないものです。

慰安・福利厚生・社員旅行とはいえない

旅行で経費になるものと言えば、社員旅行。

慰安目的で、福利厚生的な旅行であれば経費になります。

 

しかし、福利厚生というのは、従業員に対するものです。

個人事業主やひとり社長が、自分のための支出を福利厚生として扱うことはできません。

家族を役員や専従者にして働いてもらっている場合も同様です。

取材費・視察費・研修費とはいえない

旅行代・飲食代・遊び代について、

  • ブログネタにしている
  • アフィリエイト収益を得ている
  • 札幌在住の方に宣伝している
  • 札幌を視察している
  • 旅行は勉強になる

つまり、取材費や視察費や研修費だ、という考え方もあるかもしれません。

 

旅ブロガー、グルメブロガーとしてガッツリ収益化しているような方であれば、こういった理屈で経費になります。

ただ、僕の場合はそうではありません。

この記事をアップすることで、確かにネタにはしていますし、多少ですが広告収入も入るでしょう。

ですが、それがアリなら、もはやなんでもアリです。

収益と支出の関係性が客観的に明確にできない以上、経費とは言い難いと考えます。


[編集後記]

昨日は、クライアントへの決算報告が中心。
税務署にも行きました。

僕は寝るときに耳栓をするのですが、朝になると娘に「はやくおきろー!!」と怒られながら外されます。
もう少し優しく起こしてほしい…。

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この記事を書いた人 入野 拓実
独立4年目の31歳。自称「とっつきやすい系税理士」
中小企業やフリーランスの税務顧問、相続税申告のほかに、
自力申告・独立支援・法人化などのコンサルティング業務を行っています。
各種セミナー、執筆実績多数。
1989.3.6生まれ。妻・娘と3人暮らし。
スーツよりセットアップ派。
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