20代で税理士として独立開業して苦労&大変だったこと・失敗談




28歳になって数ヵ月で独立開業して、いつの間にか30歳になってました。

20代で税理士として独立して、大変だったことや苦労したことを挙げてみます。

ネガティブなことや苦労話っぽいことを言うのは好きではないのですが、同じく独立する方が同じ失敗をしなくて済むならば、と。

「若いから安いだろう」というイメージ

正直、軽く見られてるんだろうな、と感じることが多かったです。

 

その場で値切られるとか、怒られるとか、見積もり提出後一切反応なし、というのはまだ良い方で、

契約はしたものの料金が一度も払われないままバックレられたこともありました。

開業してからしばらくはこういったことが続いて、心が折れかけたのを覚えています。

 

ただ、これは僕の覚悟の無さが招いたことです。

それなりの値付けをしておけば、それがバリケードになって変な人はあまり来ませんし、

親しみやすさを推し出した(自分なりに…)自分の見せ方も仇となった気がしています。

 

これはあまり書きたくないのですが、値段について先方の要求を呑んでしまったことが一度だけあります。

「せっかく声を掛けて頂けたんだし…」「とにかく今は契約が欲しい」と思うと、断り切れなかったのです。

それを心の底から後悔→反省し、今ではずいぶんたくましくなりましたけどね。

 

「独立したてだから安いだろう」というのもあるようです。

どんな立場であれ、「~だから安いだろう」というイメージと戦って、単価を上げる努力をする必要があるんでしょうね。



(個人的に、その戦いは楽しいのですが)

 

そうそう、「若いのに頑張っているから応援してあげたい」「同世代だから頼みやすい」「若(くて偉そうじゃな)いから話しやすい」という方もたくさんいらっしゃるので、悪いことばかりではありませんよ!

貯金(と食べていけるだけの仕事)がない

貯金がない、というのも苦しかったです。

若ければそれだけ給料も安いですし、家族がいればなおさらしんどいでしょう。

1年分くらいの生活費を貯めてから独立できればいいのでしょうが、一般的な会計事務所の給料でそれだけ貯金をするとなると、いつまで経っても独立できなくなってしまう。

まぁ、だからこそ借入をして(公庫で100万円だけですが)パパッと行動しちゃったわけです。

 

お金がない、食べていけるだけの仕事がない。

すると、「自分を安売りしない」という気持ちはどこへやら、食べるために何でもやるしかありません(限度はありますが)。

「自分を安売りしない」というのは、最低限食べていけているからこそ言える言葉だと思うようになりました。

 

例えば、100万円を提示したのに、「70万円しか出せないんだけど」と言われて「断られるよりはマシだから受けよう」が弱さ(上述の僕のような感じですね…)。

「正規の料金を頂けないなら断る」という選択ができるのが強さ。


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綺麗ごとじゃなく、力関係なんだな、と思い知らされました。

 

その強さを得るために必要なものは何か。

それはメンタルでもプライドでもなく、「今食べていけているかどうか」ではないかなと。

「ピンチをしのげるだけの貯金」や「食べていくための仕事」がとりあえずあれば、納得いかない仕事を無理して受ける必要はありませんし、

良い依頼だけを受ける→時間とお金に余裕が生まれる→さらに良い依頼だけを受けられる、という好循環を生み出せます。

 

この辺の現実の認識が、僕には壊滅的に足りていませんでした。まぁ、借りるのは勉強になりましたし、こうしてネタになったので良いのですが。

ただ、「お金と仕事がないと独立できない」というわけではありません。

僕の場合、お金と仕事のどちらも心もとなかったので、

  • 借りる
  • なけなしの貯金を崩す
  • 生活レベルを下げる
  • 外注を受ける

などで乗り切りました。

そしてその中で営業をする→少しずつ売上を増やす→なんとか時間とお金の余裕を作る→少しずつ良い仕事に入れ替えていく、という方法でやりました。

先ほどの強さ弱さの例で言うなら、「最初は弱くても、少しずつ強くなっていけばいい」というイメージです。

 

当面の生活費とじゅうぶん食べていけるだけの仕事、どちらも手に入れてから独立するのが理想ですが、なかなかそうもいかないと思います。

ないものはないと割り切って、その中でどうやって食べていくかを考えるという道もある、ということが伝えられたら幸いです。

参考記事:独立したての税理士が日本政策金融公庫から創業融資100万円借入した話

ネガティブな言葉をかけられる

「そんな年齢で…」「現実を…」みたいな言葉をかけられることも(たまに)ありました。

「大変だったこと」ではありませんが、いちいちイラッとせずにスルーしておけば良かったよな、と思います。

人付き合いをおろそかにしていた

学生時代も社会人になってからも、あまり人と関わらずに飲み会なども基本スルーしてきた僕。

そのせいで、シンプルに人間関係が狭いです。

  • 知り合いのツテで仕事を得る
  • 同業者との会話で情報を得る

みたいなことが極端に少なかったように思います。

 

最近は、仕事でもプライベートでも、何だかんだ人と人との繋がりは重要だと思うようになりました。

(この辺の価値観は結構変わったかもしれない、と書いていて感じました)

今どきの10代、20代って僕みたいな方が多いような気がするので、参考になれば。


[編集後記]

昨日は、個人確定申告を。全て終わりました。

毎日寝る前に、娘(と妻)とLINEビデオで話すのが癒しです。

この記事を書いた人 入野 拓実
独立3年目の30歳。自称「とっつきやすい系税理士」
『得意分野⇒フリーランスの法人化/中小企業の経営分析/自力申告サポート/独立起業支援』
ブログは平日毎日更新。遠方・スポットにも対応。セミナー自主開催。
1989.3.6生まれ。妻・娘(3歳)と3人暮らし。
エンジョイゲーマー・音楽オタク。基本カジュアル。
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ABOUTこの記事をかいた人

音楽オタクで一児のパパな30歳の税理士。 遠方の方やスポットのご相談にも対応しています。 得意分野 → 法人成り・財務分析・残るお金を最大化するためのアドバイス。 ブログは平日毎日更新、フリーランスや社長向けの財務・経理や、自分のワークスタイルについて書いています。